コーヒーの木

もっと知ってみたい!普段飲んでいるコーヒーの原材料とは

珈琲について

みなさんはコーヒーの木を見たことはありますか?
名前の通りコーヒー豆をとることのできる木です。

このページでは、コーヒーの木のことやコーヒーの木が育つ条件などをご説明します。

コーヒーの木について

コーヒーの木は、赤道を中心とした熱帯や亜熱帯で主に栽培されており、「コーヒーベルト」とよばれます。

コーヒーの木の正式な日本語名称は「コーヒーノキ」です。アカネ科に属する常緑樹で、アラビカコーヒーノキなどの栽培種を指します。光沢を帯びた葉と白い花が咲き、赤から紫、もしくは黄色の実がなります。この種子からコーヒーの原料となるコーヒー豆が採られます。また、木の高さは10メートル近くになりますが、産地では収穫をしやすくするため、2~3メートル以内で栽培しています。

 

コーヒーの木にできる果実

コーヒーの木は、発芽してから3~4年程で、ジャスミンに似た香りのする白い花が咲き、50~60年に渡って「コーヒーチェリー」とよばれる果実を付けます。なぜ、コーヒーチェリーとよばれているのかといいますと、完熟した実がさくらんぼに似ているからだそうです。

 

コーヒーの木の生育条件

コーヒーの木は育てるのが難しい植物で、4つの生育条件を満たした場所でなければ育ちません。

コーヒーの木を育てるのに必要な4つの条件を挙げていきます。

 

その1. 降雨量

育てる土地の降雨量が1,800mm~2,500mmで、成長期に雨が多く降り、収穫期に乾燥する環境が必要になります。

 

その2. 日当たり

コーヒーの木は、日光を好む植物ですが、日当たりが強すぎると上手く育たないのです。そのため、産地ではコーヒーの木の横に高い木を植えて、日陰をつくることがあります。ちなみに、日陰をつくる高い木を「シェイドツリー」とよびます。

 

その3. 温度

年間の平均気温が20℃の環境でなければ、コーヒーの木は育ってくれません。

 

その4. 土壌

水はけが良く、土地が肥えていることが重要です。
また、日本でも温度や水やりに充分気を付ければコーヒーの木を育てることはできます。

 

コーヒーの木の産地

コーヒーの最大生産国はブラジルです。世界の約30%のコーヒーがこの国で採られます。また、ブラジルのサントス港から出荷される「ブラジル・サントス」は、雑味のない香ばしい風味が特徴です。

そして、世界第3位のコーヒー生産国はコロンビアです。マイルドコーヒーの代表格とされるコロンビアは、やわらかい酸味と豊かな風味をもっています。

コーヒー発祥の地であるエチオピアで採れるコーヒー豆は「モカ」とよばれ、フルーツのような甘酸っぱい香りが特徴です。

エチオピアから南に下がるとタンザニアがあり、そこにはキリマンジャロ山がそびえ立ち、この山麓の傾斜地で採られるコーヒーが「キリマンジャロ」です。強い酸味と甘い香り、強いコクが特徴です。

 

栽培種について

それぞれの生産国で飲むために栽培されているのは「アラビカ種」「ロブスタ種」「リベルカ種」ですが、同じ種類でも自然環境・栽培方法・生産工程などが異なるため、さまざまな特徴をもつコーヒーとなります。

 

1. アラビカ種

エチオピア原産で、高品質で収穫量も高く、コーヒー生産では70~80%を占めて主流となっています。主な栽培地は、中南米とアフリカの一部で、高級品として取引される産地が多いようです。生育環境では、高温多湿は向かず、霜や乾燥に弱いとされています。

 

2. ロブスタ種

コンゴ原産で、主な栽培地は東南アジアとアフリカの一部です。病虫害に強く、高温多湿に耐えることができます。さらに成長が早く、コーヒー生産量の20~30%を占めています。

 

3. リベルカ種

西アフリカ原産で、アラビカ種・ロブスタ種とあわせて「コーヒーの三原種」とよばれていましたが、現在ではコーヒー生産量の1%未満になります。そのため、西アフリカの一部で栽培され、国内消費されているようです。

 

おわりに

身近に飲んでいるコーヒーですが、意外なことに、育てるためにはいくつかの条件がありました。

観賞用として、コーヒーの木を自宅で育てられますので、試しに育ててみてはいかがでしょうか?